能舞台、茶室、そして〈水戯庵〉を彩る世界屈指のインテリアや照明、
日本伝統を受け継ぐ器や膳、織物、そして浮世絵などのアートの数々…。
和と洋が、そして伝統と革新が融合した唯一無二の空間は
〈水戯庵〉ならではの世界観です。
佐賀藩の御用品として保護され、歴代藩主から愛された「鍋島段通」と
「ミッソーニ」によりデザインされたソファによるラウンジ席や、
料理やお酒の提供に江戸、明治、大正時代の器や酒器が使われるなど、
〈水戯庵〉のふとした体験のそばに伝統文化がひそんでいます。
なお、当店では普段はテーブル席には使わない、膳を多々使用していますが、
これは現代の生活様式が西洋化し、使い道が無くなってしまった美しい膳を今の時代に汎用するためです。
これらの膳や器の多くは、長崎で350年以上の歴史を誇り
伊藤博文や坂本龍馬、後藤象二郎、岩崎弥太郎、グラバーなどが通い詰めていた
名店〈富貴楼〉が2017年に幕を閉じた際に譲り受けたものです。