今月は、1月 “睦月 (むつき) ” です。
言わずと知れた一年の最初の始まりの月です。睦月の語源は、親類知人が互いに往来し仲睦まじくする月であることから、“睦まじい月”とする説が有力とされています。
新しい年を、〈水戯庵〉で伝統的な日本文化を感じながら、親しい人達とお迎えになってはいかがでしょうか?
お正月気分を弾ませる料理を味わいながら、新しい一年をご一緒する方々と仲睦まじくお過ごしください。
“睦月”は二十四節気七十二侯では、冬至(雪下出麦)、小寒(芹乃栄・水泉動・雉始雊)、大寒(欵冬華・水沢腹堅・雞始乳)となっており、本格的な冬の寒さが訪れる時期でもあります。小寒から節分までを「寒 (かん)」といい、小寒に入る日を「寒の入り」ともいいます。暦のうえでは冬の寒さが一番厳しい季節となります。
一年の始まりを、日本の文化芸術と共にお正月気分を楽しめるお食事や、それに合わせた飲み物をご用意して皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
二十四節気七十二候
冬至(とうじ)
末候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)/
1月1日〜5日頃
小寒(しょうかん)
初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)/
1月6日〜9日頃
次候:水泉動(しみずあたたかをふくむ)/
1月10日〜14日頃
末候:雉始雊(きじはじめてなく)/
1月15日〜19日頃
大寒(だいかん)
初候:款冬華(ふきのはなさく)/
1月20日〜24日頃
次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)/
1月25日〜29日頃
末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)/
1月30日〜2月3日頃
【 二十四節気七十二候 】
現在では四季が一般的ですが、かつて日本には、春夏秋冬を二十四の季節(立春・立夏・立秋など)に分類し、二十四節気をさらに五日ずつ三つに分類し、七十二の気候に分けて「七十二候」と呼び、細やかな季節の移り変わりを感じていました。